サスティナブルファッションの素材の種類
キュプラやオーガニックコットンなどの
エコフレンドリーな素材の特徴
サスティナブルファッションに使用される
エコフレンドリーな素材の種類
サスティナブルファッションに使用されているエコフレンドリーな素材には、様々な種類があります。
■ 天然繊維
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オーガニックコットン
収穫まで化学肥料や農薬を一切使用しないのが、サスティナブルな天然繊維の代表ともいえるオーガニックコットンです。
正しい農法で栽培されたオーガニックコットンは、GOTS認証やOCS認証の厳しい審査を受けています。サスティナブルファッションのアイテムを購入する際には、認証マークの有無をご確認ください。
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カラーコットン(自然着色)
コットンといえば真っ白なイメージがありますが、実は多くのコットンが漂白・着色されています。そのため、漂白や着色をしないコットン本来の茶色や緑色のカラーコットンが、サスティナブルな素材として、サスティナブルファッションのアイテムに多く取り入れられています。
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ウール
ウールはいわゆる羊毛のことであり、最高級のメリノ羊毛をはじめ、ブラックフェイスやドーセット、サウスダウン、チェビオットなど約40種類あります。最もよく使用されているのはメリノ種であり、素肌で感じられる素材の柔らかさ、耐久性・機能性に優れた素材として知られています。
ウール繊維は、廃棄されると大地に貴重な栄養をゆっくりと放出しながら、数年かけて土の中で自然に分解されることから、エコフレンドリーな素材としてよく知られています。
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リネン
亜麻科植物草の靱皮から採れる「フラックス」という繊維で作った糸や布のことです。ロシアやフランスを中心に栽培されており、連作を嫌うことから同じ農地では6年に一度しか植えられません。
日本の品質表示では、「麻」と表示することができるのはリネンとラミーのみです。
■ 植物由来の化学繊維
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リヨセル(テンセル)
ユーカリの木材パルプを原料にしているのが、リヨセル(テンセル)です。
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モダール
ブナの木材を原料にしているのが、モダールです。原料が木材でありながら、コットンの2倍の柔らさがあることが特徴です。
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キュプラ
綿花を採取したあとの綿実の周囲についている、本来は繊維として使用しない2~6mmのうぶ毛部分を原料にしているのがキュプラです。
■ 再生PET繊維
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PET
ポリエステルの一種であるPETは、「ポリエチレンテレフタレート」を略したもので、ペットボトルをリサイクルして作られた繊維です。
サスティナブルファッションのブランドであるKoH T では、キュプラをメインに、レーヨン、モダール、コットン、ウール、シルク、リネン、ペーパーヤーン(王子ファイバー OJO+)など、エコフレンドリーな生地を使用してアイテム作りを行っています。
ファッション業界でサスティナブルが注目される理由
エコフレンドリーな素材で環境へ配慮
サスティナブルファッションのアイテムにエコフレンドリーな素材を使用することは、環境への配慮につながります。ファッション業界で問題視されている環境破壊とはどういったものなのでしょうか。
■ 化繊製造時の二酸化炭素の排出
化学繊維を製造する際には、たくさんの二酸化炭素を排出します。
■ 材料を生産する人たちの労働環境
ファストファッションなどの低価格で販売するアイテムには、素材や材料の生産、工賃などにも安さが求められます。そのため、材料を生産する人たちを低賃金で雇ったり、材料の栽培の手間暇を省くために化学肥料や農薬を使用したりと、労働環境が悪くなります。
■ 生産工場間の輸送による温室効果ガスの排出
途上国などで安価に生産した材料を、安価に製造できる工場に輸送することで、温室効果ガスの排出量が増えます。また、できあがった製品を製造国から世界中に輸送する際にも、たくさんの温室効果ガスが排出されます。
キュプラやオーガニックコットンを使用した
サスティナブルファッションをご提案
おしゃれを楽しむだけではなくファッションで環境問題に配慮したい方へ、KoH Tはサスティナブルファッションをご提案します。サスティナブルな素材として注目されているキュプラやオーガニックコットン、再生繊維やデッドストック生地などを使い、アイテム作りを行っています。
工場では一人一人の顔が見え、同じ意志を持った職人たちとパートナーシップを組み、透明性を追求したものづくりを行っていますので、安心してお選びいただけます。
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